台湾のカッパドキア野柳地質公園に行く
台北からバスで1時間半ほどの距離にある野柳地質公園。海と風との自然が作り上げた奇岩が連なる場所で、台湾のカッパドキアと呼ばれています。
ずーっと行きたいと思っていたのですがついつい後回しに…。今回は令和最初の旅で平成にやり残した事を叶えるために行ってきました。
野柳地質公園へのアクセス
ルートはいくつかあります。
- ツアーで行く
- タクシーの貸切で行く
- 電車とタクシーもしくは電車とバス
- バスのみ
ツアーが一番楽ですが、往復の送迎と夜市への寄り道くらいがコースの内容で、1人約¥12000~が相場です。
ダントツに安いのはバス移動。私たちはもちろんバスだけで行くルートにしました。
※安いツアーを発見したので追記しています。
バス移動も2パターンあります
台北駅から乗り換えなしの場合は所用時間約1時間30分。
MRT淡水駅からバスの場合もバスの所要時間はほぼ同じですが、淡水駅まで行かなくてはいけない分、時間がかかります。
台北駅から淡水までは約55分かかりますが、淡水ルートにはメリットがあります。野柳まで海岸線を走るので海を眺めながら行くことができるんです。
海を見ながら行きたいところですが、淡水まで行くのにも時間がかかるので、私たちは台北駅から乗車しました。
台北駅から乗る場合
台北車站東三門バスターミナルから國光客運というバスに乗ります。台北車站東三門は桃園国際空港と結ぶバスターミナルです。
この周辺にいくつかバスターミナルがあるので、迷ったら空港行きのバスターミナルを聞けばスムーズに見つかると思います。
野柳行きは國光客運の1815番のバスです。料金は96TWD(約¥330)。現金ですとおつりが出ないので両替しておくか、EasyCard(台湾のICカード)を持っていましたらチャージしておきましょう。
台北市内を抜けるまでは比較的ゆっくり走行でしたが、郊外に抜けると、ものすごいスピードを出しはじめるドライバー。
他社のバスをあおり、次々と前の車を追い越していくバス…1時間ちょっとで着いちゃいました。(笑)
コンビニで買ったかわいいボトルのお茶。喉が乾いていたのですが、激しい運転と振動でとても飲める状況ではありませんでした…。
目的地のバス停に到着。
バス停から野柳地質公園までは、この緑のラインに沿って歩けば辿り着きますので、迷うことはないでしょう。
野柳港
どうやら名物はカニでしょうか。
野柳のまちを感じながら歩くと楽しいです。
台湾は猫が多いんですけれど、警戒心がないのでその辺で無防備で昼寝をしています。平和な証拠ですね。
景色を見ながら歩くこと10分ほど
野柳地質公園の入り口に到着
ここでチケットを購入します。
チケットは1人80TWD(約¥300弱)※2019年6月時点での料金です。
エントランスは普通の公園
途中、野柳地質公園で一番有名な岩「クイーンズヘッド」のレプリカがあります。
いつ折れてもおかしくない形状のこの岩。本物が見られなくなる日は近いと言われています。
緑がいっぱいの公園を抜けるとそこは海と奇岩の世界。
こんな風にぽこぽことおもしろい岩が点在。遠くからではなく、間近で見ることができ、触れるのがすごい。
海側に赤い線が引かれている箇所があるのですが、向こうは危ないから行かないように!という警告線です。きっと日本なら奇岩のずっと手前に柵を付けて、立ち入り禁止にするでしょうね。
各エリアには係員さんがいまして、線を越えようとする人には笛を吹いて注意してました。
ちょうど雨季真っ最中。いつスコールが来てもおかしくないような雲行きの中、こちらも見たかった岩。
Japanese GEISYA(芸者)という岩です。
何故に芸者?リアルな芸者さんというより、外国人が描く芸者さんの髪型っぽい。スターウォーズのアミダラとゴーストインザシェルのポスター思い出しちゃった。一瞬人が居なくなりシャッターチャンス!人を入れないで撮るのが難しいです….。
どこもかしこも人がいっぱいで、誰もいない状態で岩を撮るのはとーっても難しいです。一瞬の隙を狙ってもこんな感じ….。
その中でも一番人気、クイーンズヘッドは写真を撮るのに並ぶのです。遠目から見てもすでに並んでいて、人もいっぱいでした。
その時です!すっごいスコールで、一気に人がいなくなりました。
本当は青空バックで撮りたかったスポットですが、あいにく雨季だし空はグレー。
撮るなら今しかない!と、駆け足でクイーンズヘッドへ。
大きな雨粒が入ってしまいますが、無事人の居ないクイーンズヘッドを撮影することができたのでした。
この後も一瞬止むものの、スコールは繰り返し、足場も滑るし危ないので、奥の奇岩を見るのは断念。
野柳の市場をふらふらしたりして終了となりました。市場は珍味などの海産物が多かったです。観光地なので、お値段もそこそこします。
時間もあるし、このまま台北に戻るのはもったいない!となりまして、千と千尋の神隠しのモデルと有名な九份(ジョウフン)へ行くことに。
※ジブリは九份をモデルにしていないとコメントを出しています。ですので、「千と千尋の神隠しのような世界観を味わえる場所」と認識しておいた方が良いでしょう。
これが結果なかなか良いと気づき、野柳と九份は一気に回れるおススメしたいルートだと思いました。
追記:めちゃくちゃリーズナブルなツアーがあった
ガイドさんは英語ですけれど、九份・野柳・十分を一気に周るツアーを発見。
野柳は晴れている時にもう一度リベンジしたいので、十分にも行けるし次回はこれを利用してみたいな~と思いました。
コメントを残す