ブルネイと検索したら「つまらない」と出るけど本当?ブルネイ観光で実証してみる
王宮ホテルとも呼ばれる7つ星ホテル、ザ エンパイアブルネイを後にし、タクシーで30分ほど。街の中心部エリアに移動しました。本日はThe Capital Residence Suite(ザ キャピタル レジデンス スイート)というホテルに泊まります。
The Capital Residence Suite(ザ キャピタル レジデンス スイート)
到着。前日が王宮ホテルだったのでかなりの差がありますが、ホテル自体はキレイです。
中に入るとデコレーションされてました。
マレーシアではすでにハリラヤが始まり賑わっていましたが、ブルネイも前日の夕方にラマダンが明け、ハリラヤが始まりました。
※ハリ・ラヤは国によって日にちが数日ズレるそうです。
ラマダンとは
イスラム教の五行のひとつである断食を行う月のことです。
この月は日の出から日没までの間、断食をします。
ハリ・ラヤとは
ラマダン明けの祝日で、日本でいうお正月に近い行事です。
実はキュートラこの時期に合わせて来たのです。というのも、ラマダン明けにブルネイの王宮が一般公開される「オープンハウス」と呼ばれる王宮祭りが開催される可能性があったからです。
フロントで聞いてみましたが、「今年も多分ないと思う。」との回答でちょっとがっかりでしたが…。
もしこのオープンハウスが開催されていたら、一般市民はもちろん観光客も普段入ることができない王宮の中に入ることができ、王室の人と会うことができるのです。
しかも来場者には料理が振る舞われ、お土産も出るというのです。
オープンハウスは事前に告知がなく、当日に発表されるらしいです。ただ今年もコロナの影響で4年連続で開催中止だったみたいです。
チェックイン時にマップをいただき説明がありました。
中心部なので徒歩で行ける範囲の説明と
各主要スポットの営業時間や滞在目安時間
このホテルを決めたポイントでもある無料シャトルバスのルートと時間の説明を受け、
なんと無料ではないのですが、エンパイアホテルにもシャトルバスが。
Dart(ブルネイのタクシーアプリ)でタクシーが捕まらずエンパイアのタクシーで$40もかけて移動してきたのですが、ここに電話したら迎えにきてくれたんだって。しかも値段は半分…。
早く知りたかったです…。
このホテル(The Capital Residence Suite)とエンパイアに泊まるという方がいましたらぜひシャトルバスをご利用ください!
荷物を置きに部屋へ
前日の部屋から比べるとだいぶんコンパクトになりましたけれども十分な広さです。
冷蔵庫もコンパクトながらしっかり冷えるやつ。ビールしか入れないから問題ないですね。
天井にはイスラム教の方がお祈りする方角が示されていました。
眺望は…安宿らしい光景ですが、現地の生活が垣間見えるので個人的には嫌いじゃないです。日当たりも良し。
バスルームは広くて、シャワーは仕切りもあり、水圧も温度も問題なしでしたが、窓がないので換気扇をずっと入れてないと湿気が篭ります。部屋に湿気が流れきますが、窓が全開に開けられるので結果、換気は問題なかったです。
アメニティは
どちらも乏しいですが、持参のものを使うので問題なし。
こちらも新しめの部屋なので、ドアノブにかけるタイプじゃなくてボタンタイプ。部屋はざっとこんな感じでした。
荷物を置いたら早速
ブルネイの中心部へ
まずはオールドモスクを目指しつつ、中心部をざっと見ることに。ホテルを出ると主要道路がありました。
まず気になったのが
道路のギザギザの車線です。スピード落とせの注意喚起なのだろうか?
次に気になったのが横断歩道と看板。この場所は人優先なので車が止まってくれます。他の道路もあんまり信号機がなかった印象。(時々ある)お互いに譲り合って運転したいる感じでした。
人とすれ違うことなく中心部に到着。この辺りから人がいた印象。
失礼だけれども、思っていたのと全然違って意外に都会だった。
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(通称:オールドモスク)に到着しました。
中に入ると、守衛さんから
「今日はラマダン明けだから、イスラム教の人しか中に入れないんだ」
「明日もハリラヤだから多分入れないけど、入り口からなら中の写真撮ってもいいよ!」と。
中のステンドグラスがキレイだというので写真を撮ろう入り口へ。
お祈りを終えたおじさまたちが入り口で話していました。スマホを構えましたが話に夢中で気づきません。
近づきスマホを構えましたがやっぱり気づきません。
さらに近づきアピールしつつスマホを構えましたが、全く気づきません。
なので諦めました(笑)
こちら翌日に撮ったやつ。この日もやっぱり非イスラム教の人は中に入れず。
スマホの望遠ではこのボケボケが精一杯。近くから見たら綺麗であろうステンドグラスでした。
中がダメなら外から。ここはチョコレートのパッケージとかにもなっているオールドモスクのアングル。
少し離れた所にはモスクが見渡せる公園が。
こんな感じで写真に納めることができます。
雲が多かったのが残念ですが、青空だったらもっとキレイでしょうね。
曇りとはいえ
ショッピングセンターから見えるオールドモスク。
外は30°以上あり、モスク近くのショッピングセンターに入っているスーパーへ涼みに行きました。
ヤヤサン SHHB コンプレックス
ヤヤサン SHHB コンプレックスというショッピングモールの中に入っているスーパー。
なかなか大きい。
涼みに冷凍コーナーに行くととうもろこしのアイスが売っていて、人気みたいでした。
お菓子コーナーで日本語発見。雪の宿のパ○リでしょうか?
本家の雪の宿も甘しょっぱいし、確かに独特な味ではある。
野菜コーナーでも日本語発見。おいしいきのこ。
見たことのない野菜発見。
BUNGA KANTAN
日本語みたいな名前ですがこちらはインドネシア語らしく、ジンジャーフラワーというハーブらしいです。日本でいうミョウガみたいな感じのもので、ラクサの上とかに乗せて食べる薬味なんだって。
キュートラの母:なんだこれ?長いね。どうやって食べるんだろうね?
キュートラの母:バットみたい!
※良い子はマネしないように。
こちらはSilk Gourd。ヘチマの仲間で日本では十角糸瓜(トカドヘチマ)と呼ばれ沖縄に行ったら見かけると思います。沖縄のものはこんなに大きくないですが、クセのないシャキシャキとした食感が楽しい野菜です。
涼めるし見たことのないものが発見できるのでスーパーは大好きです。
クールダウンしたので一旦ホテルへ戻ることにしました。
タム・キアンゲ
ホテルに戻る途中にタム・キアンゲという市場があり立ち寄りました。
時間も遅かったので既に閉店し閑散としていましたが、
売れ残りのものなのかな?市場の少年がサルにニンジンをあげていました。
見渡すとサルだらけ。この市場はブルネイの中心部にあるんですけどね。
サルと共にトカゲも悠々と歩いていました。
ブルネイといえば、ボルネオ島にしか生息しないテングザルが有名なのですが、普通のサルはどこにでも出没するようです。
市場の後、立ち寄らなかったのですがテン・ユン寺(Teng Yun Temple)という中国寺院を通過しました。昔はこの辺りに華僑(かきょう)が多かったらしくその名残だそうです。
華僑とは
海外に移住した中国人およびその子孫のこと
中国人が昔は多かったという名残はここだけかもしれません。チャイナタウンもなかったし、中華料理屋も見かけませんでした。どちらかというとインド系の方が多かったです。
夜のブルネイ
ホテルに戻り休憩後、再び街へ。ヤヤサンの野外フードブースに来てみると、
昼はやっていなかったので夜は開いているのかな?と思ったのですが全てクローズ。見渡す限りファストフード店以外のお店はクローズしていました。仕方なく本日のディナーはKFCで。目新しいものはなかったので写真はありません。
ライトアップされたオールドモスクを見に、昼に来た公園へ。
普通はこんなに広い公園に夜来たら危ないのですが、ブルネイはとっても治安が良いので心配ありませんでした。お酒禁止なのでナイトスポットもありませんしね。
まだ街歩きしかしていませんが、想像していたよりも楽しいと思いました。きっとネットで「ブルネイ・つまらない」ばかりだったので、先入観に囚われていたのだと思います。
夜を楽しみたい方には不向きな国ですけれど、何が楽しくて何が楽しくないかは人それぞれですからね。
個人的には
と思いました。
いよいよ明日は今回の目玉、ボルネオ島にしか生息していないテングザルを見に行く予定です。
つづく
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