ラオス観光 ルアンパバーンの早朝を楽しもう!伝統的な宗教儀礼の托鉢と朝市

あっという間でラオスの旅も最終日。托鉢は6時頃から見られると聞いたので5時に起床。ラオスの朝は寒い。寒暖の差がとても激しくので、脱ぎ着しやすい服装で出発します。

中庭にあるプールは結局1回も入らなかったな。

ホテルは住宅街の中にあり、周りに電灯が少なかったので、托鉢が行われるサッカリン通りまでは持参したミニ懐中電灯で足元を照らしながら行きました。

あちこちにこんな穴があるので危険!気をつけましょう。

キュートラ1号
100均のミニ懐中電灯が便利だよ!

ラオスの朝の風景 托鉢(たくはつ)

托鉢(たくはつ)はインド仏教や仏教の出家者の修行形態の1つで、衣食住に対する執念を捨てその日に必要な分を信者からいただくという行為。信者側も自分の持ち物を手放すことで執着を断ち功徳を積むといった意味があるそうです。

托鉢が行われるメインロードに向かう途中、たくさんの女性が話しかけてきます。托鉢は観光客用の場所があり体験することもできるため、喜捨を売り歩く人がたくさんいました。

喜捨(きしゃ)とは
進んで金品など施し物を寄付すること

観光客用の喜捨は餅米を笹のような葉っぱでちまきのように三角に包んだものや袋菓子などが売られていました。行き交う人に購入を勧められますが、しつこい人はいませんのでご安心を。

観光客用の托鉢席

少し明るくなってきた頃、オレンジの袈裟を纏ったお坊さんの列が見えてきました。

お坊さんが手に提げている器に小さいサイズの袋菓子を入れている方も見かけましたが、もち米をを少しずつ入れている方が多かったです。

観光客用の場所はそのまま通過でしたが、毎日来てくれる信者が集まる場所ではお経を唱えていました。

静寂の中しんしんと続く仏僧の列はなんとも神秘的です。

キュートラ1号
頑張って撮ったんだけどねぇ

キュートラ1号
最後の方で人がぶつかってきたからカクッとなってるのが残念…

托鉢が終わることはすっかり明るくなっていました。

僧侶たちが入って行った寺院。

東南アジアだな〜と感じる独特な色合い。

托鉢の見学も終わりホテルへ戻る途中、朝市があったので寄ってみました。

ラオスの朝市

ナイトマーケットは観光客向けのお土産が多いですが、朝市は地元の人が行き交う地元向け。

新鮮な野菜に肉、魚など。

色鮮やかな唐辛子。

最近日本でも流行りつつある昆虫食も種類が豊富で、写真には載せられない見た目がグロッキーなゲテモノもたくさんあります(笑)

餅米を炊いていました。この匂いを嗅いでいたらお腹も空いてきたのでホテルへ戻ることにしました。

ラオスの朝市は近隣の東南アジア諸国とは違い活気で漲るといった感じではなく、あえて言葉にするなら淡々と毎日を丁寧に過ごしているという印象でした。決して活気がないというのではなく、静かな活気?うまく言い表せませんが独特な雰囲気。托鉢の後は朝市見学がおすすめです。

【余談】現代病?タイにはメタボで苦しむ僧侶がいる

ラオスのお隣、タイも信仰の厚い国で街を歩いていると必ずと言っていいほど僧侶を見かけます。

タイの僧侶は結構ふくよかな人が多い印象がだったのですが、それもそのはず。甘いお菓子に炭酸飲料、スナック菓子など砂糖や油の多い食品を喜捨する人が増えたことで肥満になり、僧侶の間で、糖尿病、高血圧、膝の問題が急増。

このことから2017年にタイの保健当局と宗教当局で「僧侶のための健康ガイドライン」が作成されました。

喜捨用にセット販売されているものは手軽に購入できる分、高カロリー食品の詰め合わせも多いのです。僧侶も信者の喜捨を断ることはできないので、もし観光で托鉢に参加することがあったなら、僧侶の健康面も考えて喜捨してくださいね。

ホテルの朝食は連続で同じメニューだったので、前日よりも少し控えめに。フライトは午後。荷物をまとめ早めにチェックアウトし、残りの時間ルアンパバーン観光のひとつ、ワットシェトーンに行くことにしました。

つづく

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