現地で「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読む旅 クアンシーの滝
ラオス2日目。(1日目はこちら)前日予約した相乗りバスでラオスの観光名所「クアンシーの滝」へ。
まずは朝食で1日の始まりです。
誰もいません。
誰もいませんが、朝食が用意されているのでいただきます。
朝からもりもり全部のせ。やっぱり朝食を食べないと元気が出ませんね!
でも普段は食べません。
なので普段は元気がないということです。元気がなくても業務上、仕事には問題はありませんので(笑)
ちなみにこのホテルには2泊したのですが、2日目も全く同じメニューでした。
相乗りバスのピックアップ場所には町中を周ってお客さんを拾うから早く通過しちゃうこともあるからと、15分前に来るように言われていたため早めにホテルを出ました。
ホテルの周りは住宅街の中なので特に何もありません。
大きな通りに出ました。こちらも特に何もありません。何台か現地の乗り物ドーイサーン(トラックの荷台を改造した乗り物)が走っていました。タイで言うソンテウです。
「TAXI?」とドーイサーンのドライバーにすれ違うたびに話しかけられますが、ラオスのドライバーさんはそんなにしつこくなかったです。
東南アジアの歩道は整備があまりされていない所も多いため足元を見ながら歩かないと危険です。
歩きスマホはやめましょう。
15分前に来るように言われていましたが、予定の時間を30分過ぎてもバスは来ません。つまり45分経過しています。

やっとバスが来ました。バス…と言うよりバンでした。中はものすごくギュウギュウ…。
乗ったバス(バン)
明らかに乗車人数はオーバーしています。この状態で約1時間半です。なんでも今はまだまだ観光客が少ないので本数を減らしているからこうなるらしい。(ギュウギュウ状態のため写真はありません。)
乗客は9割欧米人でした。
遅れた分、バスはこれでもか!と言うくらいぶっ飛ばしました。オイオイ飛ばしすぎだろ!!と恐怖を感じる場面も多々ありましたけれども、おかげで1時間弱で到着。予定通りには着いたから良しとしましょう。
これが

クアンシーの滝
メコン川の支流であるクアンシーの滝はトラバーチン(石灰華)の造形による滝です。
トラバーチンとは
温泉、鉱泉、あるいは地下水中より生じた石灰質化学沈殿岩で、緻密、多孔質、縞状など、多様な構造をもつ。温泉沈殿物や鍾乳洞内の鍾乳石類、あるいは石灰分の多い河川沈殿物など。
Wikipediaより
トルコの世界遺産パムッカレと同じ感じですね。温泉じゃないけど。(ざっくり)
バスの駐車場から入り口は歩いて行くには遠いです。入場券(1人20,000キープ)を払って中に入ったら無料の乗り物が頻繁に出ていますので利用しましょう。
クアンシーの滝の入り口に到着しました。
ゲートを過ぎると鹿の門?があり、中腹の遊泳ポイント(3ヶ所あり)に行くルートと最深部へ向かうルートがあります。キュートラは一気に最深部まで行き、下りながら滝を見るコースにしました。
滝で泳ぎたい人は貸し出しは一切無いので、水着、タオル、サンダルなど一式持参しましょう。水着に着替えるための簡易ロッカーはありましたが、皆さん事前に水着を着用している人が多かったです。
結構な坂道が続きますが、道が整備されているのもあり結果このルートを登る方が楽でした。
クアンシーの滝の最深部に到着しました。
最深部を正面から撮る場合、橋の上からになるのですが、この橋が人が多くてかなり揺れます。真剣に撮りたい場合は人が引けるのを待つしかありませんが、人が絶えることがないので、人気のない時間帯(早朝か暗くなる前)を選んで行くと良いかもしれません。
水はキレイで魚もたくさんいました。
木の生命力ってすごい。
上流に近い遊泳ポイントでおじさん2人がキャッキャしてました。(失礼)
さて、ここら辺で目的を果たしましょうか。
今回の目的。
ラオスで「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読む。です。
村上春樹さんの紀行文集。アメリカ各地やアイスランドなども書かれていて、その中の一部にタイトルであるラオスが書かれています。この部分だけ現地(ラオス)で読もうと取っておいていたのです。
滝の音に癒され、森林浴しながらの読書は最高です。ガッツリ滝で泳ぎたい人には不向きですけれども、結構おすすめ。読書感想は…秘密です。

読書を終えたのでスタート地点の下流へ。日向はジリジリとした暑さですが、日陰にずっといると寒くなりました。
人気の遊泳エリアに到着。
歩いていてすれ違う時はアジア人観光客も多かったのですが、欧米人しか泳いでいませんでした。
足だけ浸かってみると

この水温で全身入る勇気はありません。膝までしか入りませんでしたが、日陰で読書していたのもありすっかり体が冷えていました。
温かいものを求めてクアンシーの滝のゲート付近にあるレストランへ。途中、ツキノワグマの保護エリアを通過しましたが、道民のワタクシは特に熊に興味はないのでスルー。
レストランでチョイスしたのは北部地域の郷土料理「カオソーイ」です。寒くて温かいものが食べたかったのですが、しっかりビアラオもいただきました(笑)
カオソーイはミャンマーからラオスの北部に伝わり、その後タイの北部に伝わったと言われています。タイの北部チェンマイでカオソーイの虜になった人も多いと思います。
チェンマイのカオソーイは揚げカレーラーメンのような感じなのですが、ラオスのカオソーイはツルツルのフォーに香草と肉味噌がのったあっさりとした感じで日本人好みの味かも。
パクチーが超絶苦手なキュートラはオーダー時とっさに

と発しましたが、正しくは「Don’t put coriander(パクチーでも可)」ですので、パクチー嫌いな人はオーダー時に伝えましょう。
ラオスのアボカドと余談
レストランの店先にあったラオス産の大きなアボカド。ラオスでは大規模で2〜3年前から本格的に栽培を開始して今年やっと収穫できたんだって。これからラオス産のアボカドが日本で売られるようになる日も近いかも!って言ってました。
帰りの時間になったので、バスに乗り込みました。帰りももちろんギュウギュウです。そんな状態で待っていると1人が全然来ません。ドライバーさんが困った顔をしながら探しに行きました。
待たされていた車内の中での話によると、朝にバスが大幅に遅れていたのもその人が原因だったらしく、みんな待ちぼうけをくらっていたのだとか。
バスが遅れたのは

だからではありませんでした。
後にわかったことですが、(失礼ですけれども)結構ラオスはきっちりしている国民性みたい。ごめんねラオスの方々。
ドライバーさんが必死に探して残り1名を連行してきました(笑)無事全員揃ったところで出発です。半日ツアーでしたが目的も果たせたし楽しかったです。
まとめ
滝の移動には相乗りバスか、ドーイサーン(トラックの荷台を改造した乗り物。タイで言うソンテウ。)を交渉してチャーターする。または、車をチャーターする方法があります。
相乗りバスはリーズナブルですが、今回のようにギュウギュウ状態のこともあるので、プライベートがいい!という場合はドーイサーンか車のチャーターになります。
ドーイサーンもリーズナブルですが、クアンシーの滝までの道は悪路です。荷台はシートベルトもありませんので、万が一事故にあった場合は大惨事!だけでは済まないこともあるのを気に留めておきましょう。
最も安心できるのは車をチャーターですが、一番高いです。逆に数人いれば安くなるし、寄り道もできます。
「クアンシーの滝」はルアンパバーンの観光名所なので外せません。自分にあった移動方法をチョイスしましょう。

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