ウズベキスタンの高速列車アフロシャブ号に乗ってはみたが…
今回ウズベキスタンで高速列車のアフロシャブ号に乗ってみました。
快適な席で短時間で移動でき、しかも飲み物とか軽食も付いてきて飛行機みたい!と、とても評判が良かったからです。
チケットを購入
チケットを購入するにはいくつかの方法があります。
▼こちら購入方法について
色々と調べた結果、宿泊ホテルに頼んでチケットを事前購入しました。
結果、一番人気のタシケントからサマルカンド間は、希望日がどのランクの席も完売だと連絡が来たため、
- タシケント→サマルカンド=シャーク号
- サマルカンド→ブハラ=アフロシャブ号
- ブハラ→タシケント=寝台列車
というチケットを購入しました。
駅が違う
てっきりすべての列車はタシケント駅から出ていると思っていたのですが、シャーク号は南駅と言われるユーズニーヴォグザル駅から出発です。駅を間違えると、結構離れた場所にありますので気をつけてください。
シャーク号
乗り込む前に写真を撮りたかったのですが、セキュリティを通過するのに時間がかかってしまい、慌てて乗ったため外観はありません…。
乗り込むのにすっごく大変。というのも、乗車口がめちゃくちゃ高くって、荷物を上げるのに一苦労。乗り込む最初のステップが推定60㎝はあるんです。(身長162cmの私が腿を上げて乗るくらいの高さでした。)
駅員さんと既に乗り込んでいた男性のお客さんが手伝ってくれたので、なんとか荷物を運べましたが、乗るのがめちゃくちゃ大変でした。
車内はこんな感じで広々してますが、旧ソ連って感じがしたのと、見たことも乗ったこともないけどなんだか「シベリア超特急」という言葉を思い出しました。
各席にテーブルが付いてました。
風景はずーっと牧草地で、何にもない感じは北海道民にとっては見慣れている景色なので、特に感想はありませんね…。
座席はそこそこ快適ですし、乗車時間はアフロシャブの+1時間ほどで、アフロシャブより料金も安いし、乗り心地も悪くはありませんでした。
アフロシャブ号
さぁ念願のアフロシャブです。思っていたよりも老朽化を感じたのは私だけでしょうか…。
ちょっとだけ奮発してビジネスクラスに。
ビジネスは2列シートと1列シートの席があり、広々しています。
1列シートはテーブルを囲んだ席。モニターには現在どこまで来ているのかが出ています。
2列は飛行機みたいに折りたたみテーブルが付いています。飲み物を聞かれたので、コーヒーを頼んだら、味は完璧なネスカフェでした。
アフロシャブは軽食が出ると聞いていたので楽しみにしていたのですが…。軽食が出るのはタシケントとサマルカンド間だけなのだそうです。ネスカフェも有料でした…。
一番上のVIPは1列シートのみ、エコノミーは2列・2列で通路がちょっと狭い感じ。座席は広くて良かったのですが、正直エコノミーでも良かったな…という感想です。また、食べこぼしも多く、降りた人が残したゴミもそのまま放置でスタッフも片付けないので、すごく良いとは言えなかったです。
ただ、トイレはキレイだった!(シャーク号のトイレは悲惨)
乗心地もまぁ普通です。
寝台列車
座席のランクは3つあり、
- ベッド2つの個室
- 2段ベッド2つの4人部屋(仕切られて扉が付いたもの)
- 2段ベッドが3つの6人
私たちは中間の4人部屋にしました。
上段も下段も金額は変わらないので、揺れの少ない下段がおススメですね。
シーツや枕カバーはセルフで敷き、到着少し前に車掌さんが使ったシーツ等を回収に来ます。
紅茶が用意されていたのですが、通路にあった給湯にはカップも無いし、どうやって飲むのでしょうか?(笑)
ホテルでもらえるレジストレーションカード(滞在証明書)ですが、寝台列車の場合はチケットがその役目です。乗り込む時に車掌さんに回収されますが、到着前に返してもらえますのでご安心下さい。
楽しみにしていた食堂車は現在やっていないということで、ただ寝て移動だけになってしまいましたが、移動費+宿泊費+時間が抑えられるところが寝台列車の魅力かと思います。
早朝、タシケント駅に到着。
揺れや騒音もさほど感じず、そこそこ快適に過ごせました。
今回3種の列車に乗ってみましたが、一番楽しみにしていたアフロシャブ号は、個人的にはイマイチ…。思っていたより良かったのが寝台列車です。
結局理由は食べ物でしょうかね。(笑)
アフロシャブ号に乗るならタシケントとサマルカンド間に乗りましょう!
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