タシケントに行ったら外せないプロフセンター
中央アジアではソウルフードと呼ばれるプロフ。ピラフの元祖とも言われています。今回はタシケントで有名なプロフセンターに行った様子をお届けしたいと思います。
プロフセンター
地球の歩き方中央アジアにも掲載されているプロフセンターはその名の通りプロフ専門レストラン。
テレビ塔隣にあるテニスコートの敷地内に人がいっぱいいる所を見つけたら、そこがプロフセンターです。
私はヤンデックスタクシーで向かったのですが、ドライバーさんがナビで「プロフセンター」を設定し進んだ先が全く違う場所で、危うく何もない住宅街で降ろされそうになりました。
もしかしたら行き先をテレビ塔にしておいた方が無難かもしれません。
プロフを豪快に作る所が見られる
レストラン入り口の横で炊いているプロフ。数えてみると大小合わせて8個の鍋があり、私たちは12時過ぎに到着したのですが、すでに3つの鍋が空っぽでした。
全ての鍋が空になり次第終了だそうです。それにしても豪快!
プロフの炊き上がる様子が間近で見られます。
店内はめちゃくちゃ広い
入り口で担当になる店員さんが席に誘導してくれます。英語はあまり通じませんが、簡単な単語と数くらいなら意思疎通できました。
これだけの広さで、こんなに人がいっぱいですから、すぐに鍋が空いてしまうのもうなずけます。
ほとんどの人がプロフとサラダ、ナン(ウズベキスタンのパン)をオーダーしていますが、ナンはかなりお腹にたまるもっちりとしたパンなのと、ダブル炭水化物になるので、私たちはプロフ1つとお茶を席でオーダー。
いろいろなサイドディッシュもあるようで、その中で見つけたヨーグルトを担当の店員さんを呼んで指差し追加オーダーしました。
ウズベキスタンのヨーグルトはもっちりしていて、スープに入っていたりします。油っこい食事が多いので、このヨーグルトがさっぱりさせてくれて、付け合わせに良いんですよね。
プロフを実食
プロフ、お茶、ヨーグルトで早めのランチです。ここのプロフはラム肉を使っていまして、わたくしラム肉が苦手なんですけれども、せっかくですから本場の味にチャレンジ。
お肉自体は柔らかく臭みはありませんでしたが、一緒に炊いているお米に若干ラムの香りが付いていて、一瞬ジンギスカンを食べた時の香りと同じ感覚に。
しかし想像していたよりも食べやすく、苦手な人でも食べやすいかもしれません。食べ進めるごとに、私はすっかり気に入ってしまいました。
お茶はマスト
ウズベキスタンではどこに行ってもお茶はマスト!というのも、基本的に油っこい食事が多いので、お茶でサッパリさせないと食べ飽きるし、胃もたれも。
お茶は必ず2種類あり、ブラックティーかグリーンティーどちらにするかを聞かれます。
ブラックティー=紅茶
グリーンティー=緑茶(そのままですね)
私は緑茶派なので、ブラックティーは一度も飲みませんでしたが、1度は飲んでおけば良かったな〜と今更思っています。やっぱり全て試してみないとですね!
1皿の量もそこそこあり、脂っこいし食べられるかな~なんて心配をよそに完食。お茶とヨーグルトでさっぱりといただきました。
お会計は
お会計は担当の店員さんに伝えるとキャッシャーの場所へ誘導され、そこでお支払いという流れでした。
テイクアウト
私たちは1つをシェアして食べたので残しませんでしたが、周りを見ていると1人1皿、ほとんどの人がナンとサラダもセットで注文しているので、プロフを残してしまうお客さんが多かったです。
残ったプロフは店員さんに言うとテイクアウトの容器がもらえるみたいです。※容器代がかかるかは不明。
帰りに再びプロフを作っている場所を見に行ったのですが、食べる前に見たときに、
と、思っていたんですよね。これはテイクアウト用の容器だったみたいです。(笑)さすがソウルフード。買う量も半端無いですね。
この洗面器みたいな容器に大鍋で炊いている人から欲しい分だけ入れてもらい、あとは自分でラップをぐるぐる巻きにして袋に入れるようです。常連さんたちが素早くラップを巻いている様子も見ていて面白かったです。
プロフセンターの隣にはテレビ塔、道路を挟んで向かいにはきれいな公園とウズベク文化を知る事のできる博物館もあり、半日楽しめると思います。中心部から外れていますが、タシケントで時間があれば是非訪れてみてください。
プロフセンター
捕捉情報
営業時間は10時~15時ですが、売切れ次第で終了です。
プロフは油で炊いているため、最後の方は油が多いのもあり、早めに行くことをオススメします。
タクシーで移動される際、プロフセンターを知らないドライバーさんに当たることもあります。プロフセンターの隣がテレビ塔ですので、そこを目指していくのも良いと思います。
プロフは地域によっても味付けが違うそうです。今回は3都市で食べくらべしてみました。こちらもあわせてどうぞ。
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