【旅計画】食は旅の醍醐味。ニョニャ料理10選

ニョニャ料理
旅の楽しみのひとつである食事。私の場合、どこに行くよりも先に「これが食べたい」から行き先を決めたりします。今回はニョニャ料理にスポットを当ててリサーチしてみました。

独自の食文化「ニョニャ料理」

ニョニャ料理はプラナカン料理とも呼ばれるそうです。

Peranakan(プラナカン)とは15世紀後半にシンガポールとマレーシアに移住してきた中国系移民の子孫のことで、プラナカンはマレー語で「ここで生まれた」を意味する単語です。

キュートラ1号

中華料理の食材にマレーのスパイスを取り入れた料理で、見た目が中華で味がマレーシアの料理をニョニャ料理というそうですよ


マレーシアとシンガポールはこのニョニャ料理のほかにマレー料理、アラブ系料理、インド系料理など多彩ですので、いろんな味が楽しめそうです。

マレーシアとシンガポールは同じ国だった

マレーシアもシンガポールもこのニョニャ料理があり、食文化も似ています。それもそのはず…もともとは同じ国、マレーシアだったそうです。1965年8月9日に独立したので、2017年の現時点でまだたったの52年なんですね。

何かの番組で見たことがあるのですが、先進国のシンガポールと発展途上国のマレーシアは橋で繋がれているため、物価の安いマレーシアへ買い物や飲みに行くシンガポール人が多いそうです。

島国日本では隣の国に飲みに行くなんて感覚がありませんから、面白いですね。

ニョニャ料理の代表的なメニュー

たくさん種類があるのですが、書ききれないため今回は勝手に10品選抜しました。

Laksa(ラクサ)


ラクサ

香辛料と魚介だし、ココナッツミルクが入った少し酸味のあるスープの麺料理。

当時はこれがニョニャ料理だとは知りませんでしたが、若かりしワーホリ時代に、アルバイトをしていたヌードルスタンドでこれをよく作っていました。少し酸味があり、ココナッツミルクの甘さとこくのあるまろやかなスープには、絡みすぎないストレート麺がぴったり。

オーナーは「よく飽きないね…」と言っていましたが、まかないで毎日食べるほど中毒性のあるラクサは、地方ごとにスープも麺も違うようですので、今回の旅でもきっとたくさん食べると思います。

kaya(カヤ )


カヤ

画像元:nyonyacooking.com
カヤはココナッツと卵の甘いジャム。伝統的な朝食で、カヤを塗ったトーストとホワイトコーヒーのセットが定番だそうです。

※ホワイトコーヒーはコーヒー豆と一緒に砂糖とマーガリンを焙煎した、マレーシア発祥のコーヒーです。

キュートラ1号

ホワイトコーヒーも気になりますね

AyamPongteh(アヤム・ポンテ)


アヤム・ポンテ

画像元:eatdrinkkl

豆醤(中国醤油)でチキンとジャガイモを煮込んだのもの。日本でいう肉じゃがのようなもので、味は濃いそうです。

キュートラ1号

色々食べた時の味変になりそうな料理ですね

Otak Otak(オタオタ)


オタオタ

魚のすり身にココナッツやスパイスなどを加え、バナナの葉で包んで焼いたもの。マレーシアのペナン島ではココナッツミルクが使われ、蒸して作るそうです。

以前バリ島のウブドでこれを食べました。インドネシアのビンタンビールがすすんでしまうスパイシーな料理でした。

Popiah(ポピア)


ポピア

画像元:gomelaka
パンケーキ風のふんわりした薄皮で巻かれたニョニャ風生春巻き。中には野菜や卵、エビなどの具材にチリソースが入っている料理だそうです。

キュートラ1号

これもたぶんビールがすすみますねぇ

Pie Tee(パイティー)


パイティー

画像元:nyonyacooking.com

別名トップハット(シルクハット)と呼ばれるこの料理は、前菜やおやつとしても親しまれているそうです。

カップ状に揚げた器に大根やエビなどを煮込んだ具材を詰めたもので、切り干し大根のような味わいだとか。

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どれも…ビールすすんじゃう

Kangkong Belachan(カンコンブラチャン)


カンコンブラチャン

ブラチャンと呼ばれるオキアミのペーストやチリを使って炒めた空芯菜。ご飯のおかずとして定番かもしれません。

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東南アジアに行ったことのある方なら馴染みのおかずかと思います。

Bak Sioh(バク・シオ)


バクシオ

画像元:simply-june

豚肉と様々なスパイスと醤油でじっくり煮込んだもの。とても柔らかく、あっさりしているので日本人の口にも合うそうです。

キュートラ1号

豚の角煮みたいなものなのかな?

Udang Lemak Nanas(ウダン・ルマッ・ナナス)


ウダン・ルマッ・ナナス

画像元:nyonyacooking.com

ココナッツミルクベースのカレーに、エビや芋、パイナップルが入った煮込み料理。ニョニャ料理の人気定番料理といったらコレ!なのだそうですよ。

Ayam Buah Kelua(アヤム・ブアクルア)


アヤム・ブアクルア

画像元:http://singapore.navi.com

鶏肉をブアクルア(ブラック・ナッツ)で煮込んだもので、とても手間のかかった料理だそうです。

その作り方は、水に2日ほど浸したナッツを2つに割り、中身を砕いてスパイスやエビを混ぜ込み、また取り出した殻に戻してソースと一緒に煮込むそうです。

柔らかく煮込まれた鶏肉と、ブラック・ナッツが醸し出す奥深い味、酸味と辛味がバランスよく効いたソースをご飯と一緒に食べると、病みつきになるそうです。

キュートラ1号

気になるブラック・ナッツの味..これは食べておきたいですね

いかがでしたか?
このほかにもたくさんニョニャ料理はありますが、今回は代表的なニョニャ料理10品をご紹介しました。移民の国でもあるため食文化が本当に多彩です。あらためてアジアは本当に食の宝庫だなぁと思います。さていくつ制覇してこられるか?今から胃袋を鍛えておこうと思います(笑)

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