キルギスでモスクを間違えたら親切な人が本物まで連れて行ってくれた日

キルギス2日目の朝。

昨日は雪が混じる天気だったのに、この日は一転、雲ひとつない青空。

窓の外を見た瞬間、

キュートラ1号
今日は最高の観光日和だな

今日も宿のおばちゃんとお姉さんの手作り朝食からスタート。

セントラルモスクへ向かったつもりが…

朝食を済ませて、この日の目的地、中央アジア最大級ともいわれるセントラルモスクへ向かう。

移動は、いつものように配車アプリのヤンデックスで車を呼んだ。

車に乗ると、運転手さんがロシア語で何かを聞いてきた。たぶん、「モスクに行くの?」みたいな感じ。

ロシア語は分からないけど、たぶんそうだろうと思って、「ダー!(はい)」と答えた。それ以上会話はなく、車は静かに街を走っていく。

そして、到着。でも、車を降りた瞬間、思った。

キュートラ1号
あれ?

キュートラ1号
セントラルモスクってこんな感じだったっけ?

事前調べで見ていたモスクとは何だか違う。

とりあえず、中に入ってみる。

すると、奥の部屋から男性が出てきて英語で話しかけてくれた。

「見学したいの?」

彼は非ムスリムでも入れる場所に案内してくれた。

モスクの中は、とてもシンプルだった。派手な装飾はなくて、静かで、落ち着いた空間。祈りの空気が、ゆっくり流れている感じ。

見学が終わる頃、その男性が聞いてきた。

「何でこのモスクに来たの?普通、観光客はセントラルモスクに行くよ。」

キュートラ1号
え?

どうやらワタクシ別のモスクに来てしまったらしい。

ヤンデックスで検索すると、同じ名前のモスクが出てきたので疑いもなくそこを選択したのだけども。そりゃ、運転手さんも不思議そうにしてたわけだ。

事情を話すと、男性は笑いながら言った。

「良かったら、本物のセントラルモスクまで連れてってあげるよ。」

キュートラ1号
え、いいの?

旅をしていると、こういう親切に時々出会う。

まさかの展開で、車で送ってもらうことになった。

道中、少しだけ会話をした。どこから来たのかとか、日本は寒いのかとか。長い会話じゃなかったけど、こういう時間があると「あぁ旅してるな」と思う。

そして、本物のセントラルモスクに到着。

入口の場所や見どころまで教えてくれて、「じゃあね」と帰ろうとした彼を呼び止め、日本から持ってきていた、小さな日本のお土産を渡した。

彼は「ありがとう」と言って、笑った。
その笑顔を見て、あぁ、キルギスに寄り道して良かったなと思った。

青空とセントラルモスク

改めて到着したセントラルモスク。
遠くからでもすぐに分かるくらい大きかった。

さっきのモスクも良かったけど、やっぱりこっちは規模が全然違った。
ミナレットとモスクが青空に映えていて、「あぁ、これが見たかったやつだ」と思った。

中に入ると外観以上に豪華だった。

トルコ式のモスクらしく、装飾もかなり立派だった。

間違えたからこその出会い

最初から正しい場所に来ていたら、きっと何も起きなかった。
ただ観光して、帰るだけ。

でも、間違えたおかげで親切な人に出会えた。
旅って、こういうことがあるから面白いんだと思う。

つづく

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