スーレーパゴダで八曜日のお参りの作法を学んでみました。
ヤンゴンのパゴダ(仏塔)で有名な観光地にシュエダゴンパゴダがありますが、シュエダゴンパゴダに並んでヤンゴンでの2大パゴダといわれているのがスーレーパゴダです。伝説のようで真意はわかりませんが、スーレーパゴダはシュエダゴンパゴダより2500年以上も前に造られたのだとか。
スーレーパゴダはヤンゴンの中心部にあり、道路のロータリーの中に建っている仏塔です。
歩道橋からみたスーレーパゴダ。
さっそく中へ入ってみたいと思います。スーレーパゴダの入場料は5000チャット(2020年2月時点)で、料金を支払うと見える所にシールを貼られます。どのパゴダも裸足で入るのが規則です。靴下もNG。
そのため足が汚れてしまうので、帰りに足を拭くためのウェットティッシュも付いてきました。靴を自分で持ち歩きたい人はビニール袋を持参した方が良いです。今回は旅の安全を祈るためきちんと参拝しようと思い、入口でお参り用のお花を買いました。そこのお花屋さんで靴を預かってくれるという事でお願いしました。
どのパゴダも入口でお花を売る人達、靴を入れるビニールを売る人たちなどがいます。勧誘のパワーはすごいですが、一度断ればしつこくはありません。
サラッとついてくるガイドさん
中にはいるとすぐ、ガイドさんがいます。もちろん有料ですが有料であることなどは向こうからは言ってきません。必要なければお断りできますし、他と同様一度断ればしつこくはありません。
「ミャンマーには八曜日という文化があり、自分が何曜日生まれかを大事にする人が多い。パゴダには自分の生まれた曜日の神様と守護神にお参りをする。」という情報は得ていたのですが、お参りの方法がわからない…ということで、今回はガイドさんをつけて旅の安全祈願も兼ね八曜日のお勉強してみることにしました。
日本語勉強中の彼(名前なんども聞いたのに忘れちゃった..)にお願いしました。まだ日本語はカタコトでしたが、カタコト日本語と簡単な英語を交えながらの説明でわかりやすかったです。2年後を目標にして、東京の日本語学校に入学するためここで勉強しながら働いているんだって。
ミャンマーの文化八曜日占い
先にも書きましたが、ミャンマーには八曜日という文化があります。日本では大安や仏滅といった六曜日というものがありますが、ミャンマーの伝統的な暦であるビルマ暦は水曜日を午前と午後の2つに分けているため8つの曜日として考えられています。
ミャンマーでは現在でもこの八曜日がかなり重要視されているそうで、人生の転機(ビジネスや結婚、家を建てる等)は八曜日占いの結果で左右されることもあるらしいです。ガイドの彼曰く、恋愛でも曜日の相性で彼女を決めたりするんだって。日本でいう血液型占い的な様で、曜日占いの話題で盛り上がることもあるのだとか。
パゴダには必ず八曜日のコーナーがあり、自分の生まれた曜日の神様と守護動物にお祈りをするのが習わしです。ですのでパゴダに行く前に自分の生まれた曜日を調べておくと良いと思います。
▼こちらで簡単に自分の生まれた曜日を調べられます
ざっくりとした占い内容も書かれていますが、多くのサイトで曜日別の性格診断を載せていらっしゃる方がいますので、より詳しく知りたい方は検索してみてください。
基本的なお祈りの方法
まずは自分の生まれた曜日のコーナーへ行きます。ワタクシ土曜日生まれですので土曜日のコーナーへ。
こちらが土曜日のコーナーです。
- 入口で買ったお花をお供え
- 奥の神様に5回水をかける
- 手前の下にある守護動物にも5回水をかける
- かけ終わったら手を合わせる
5. 左右どちらかにある鐘を3回突きお祈り
人によって自分の好きな数字の数だけ水をかけたりさまざまあるそうですが、この流れが基本系だそうですよ。
曜日コーナーでお祈りしたら、健康の神様、ビジネスの神様、学問の神様などが集まっている場所に移動し
旅の安全と健康を祈願しました。
規模を問わずパゴダは多くのミャンマー人がお祈りをしています。信仰心のあつい国です。
そしてついつい気になってしまうのが…
仏像の後ろで輝く後光LED。実物はもっとピッカピカでなんだかシュールなんですよね。ミャンマーでは一般的なのか、行ったパゴダ全てこのスタイルでした。
ということでざっくりとしたスーレーパゴダの様子と八曜日のお祈り作法でした。スーレーパゴダ自体は広くないので所要時間は1時間以内でしょう。おそらく多くの方がダウンタウンに行かれると思いますので、旅の思い出の1つとしてスーレーパゴダで祈願してみてはいかがでしょうか?
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