オマーンの首都マスカットにある世界で2番目に美しいスルターンカブースグランドモスクへ

今回の旅のテーマは「モスク巡り」
首都マスカットにあるスルターンカブースグランドモスクはオマーン最大のモスクで、オマーンに訪れたのなら絶対に行くべきスポットです。
スルターンカブースグランドモスク
1994年12月に建設が開始され、完成に6年と7ヶ月。2001年に開館し20000人収容可能。オマーンではイスラム教徒以外が入ることを許されているモスクはここだけ。
そのためイスラム教徒以外の人が入場できる時間が決まっています。
モスクの営業時間
月〜木、土、日の 午前8時〜午前11時の3時間のみ(11時には全員退場となります)
金曜は礼拝のため入ることはできません
入場無料
アクセス

バスだとルイ・バスターミナルから空港に向かうルート1に乗って30分ほど。乗っていないのでわかりませんが、空港から市内へ行くときにバスを利用した限りでは、モスク近くのバス停から入場ゲートまでは近くない印象。
おすすめは料金明快な配車タクシー。オマーンの配車アプリOTAXiがを入れておくと便利ですね。
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タクシーで行くと入り口まで行ってくれますしね。
服装
モスクはイスラム教なので肌の露出はNG。半袖や短パンで行ったら入場拒否されますのでご注意ください。
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モスクに入る際の服装
- 長袖、長ズボンか長い丈のスカート
- 体のラインが出ないもの(ピタッとした体のラインが出る服装もダメ)
- 頭、髪の毛を覆うもの(帽子はだめ)
また、モスクに入る際は靴を脱ぐため、裸足か裸足が嫌な人はモスク用の靴下を持っていくと良いと思います。

この中に売店があり音声案内も借りられるみたいです。借りていないので料金は分かりませんが、日本語のものはありませんでした。
うっかり半袖で行ってしまったら、伝統衣装のアバヤがレンタルできますし、何かしら頭に巻いて髪の毛を隠すことがこのモスクに入るルールなので売店でストールやヒジャブを販売してますので大丈夫です。ストールは日本円で¥2000くらいだったと思います。安くはないですね…。
イスラム教の女性(ムスリマ)が頭髪や身体を覆う布地や衣服のことで、アラビア語で「隠す」「遮蔽する」といった意味を持つそうです。
この後行ったアブダビのモスクではパーカーの帽子を被っていた人も多かったので代用できると思います。
キュートラはイスラム教徒ではない人を入れてくれることに敬意を示すためにもヒジャブは事前に日本で用意していきました。
今回はTEMUのタイムセールで¥300ほどのものを購入。値段はピンキリですがこだわらなければ安いですし、被るだけなのでめちゃくちゃ楽でした。

レンタルって多分そんなに洗ってなさそうだし…今回はモスク巡りの旅なので出番も多く、結果買っていって良かったですね。
上品で美しいモスクへ

係の人の服装チェック後いよいよモスク内へ入りました。

モスクが見えてきた

手入れの行き届いた庭園が素晴らしく、噴水があり暑さもいくらか和らぎます。


入り口に到着
モスクは土足厳禁なので入り口の左右にある靴箱コーナーで脱ぎます。

この靴箱…


サイズ感が謎でした。
再び係の人のチェックを受けて中に

入るとまず目に飛び込むのが豪華なペルシャ絨毯。イランで600名もの女性が4年かけて製作した大作です。全て手で縫われたものなので、想像しただけでも気が遠くなる作業…ペルシャ絨毯の値段が高いのも納得。

そのペルシャ絨毯を照らすのは美しいクリスタルのシャンデリア。1,122個の照明が使われているらしい。


したから見ると万華鏡みたい

礼拝の目印ミフラーブは聖地メッカの方向にに設けられています。

イスラム教の聖典コーランも美しい
床も天井も壁も柱も見どころ満載であっという間に時間が過ぎていきます。こんなに美しくスケールの大きいモスクなのに人が多くないのでゆったりと見学ができます。

モスク内は涼しいのですが、外に出ると一気に暑い。でも青空に映える白いモスクを見ていたら暑さも吹っ飛ぶ!
訳がありません。とにかく暑いです。
モスクに隣接する休憩所へ避難すると、入り口で暑いので飲んでくださいとお水をいただきました。

スタッフの方に誘導され空いているソファに座ると、デーツ(ナツメヤシの実)とアラビックコーヒーを勧められました。

何とこれ、観光客に対してのおもてなしで全部フリー。せっかくなので興味がありつつ飲んでいなかったアラビックコーヒーもいただきました。

味は…何ともいえない独特な風味で、知っているコーヒーの味とは別物でしたが、飲んでみたかったので嬉しかったです。
帰りにどこの国の方?と聞かれたので日本人だと答えたら、日本語で書かれたイスラム教についての冊子をくれました。

フルカラーの図解付きなのですけども難解過ぎてよく分かりませんでしたが(汗)
最後に
ガイドさんをつけている観光客がいたのでちょいちょい話を盗み聞きしていたのですが(笑)このモスクは世界中のイスラム建築のデザインを融合した建物なのだとか。
それぞれの歴史や伝統、文化の調和そして平和の象徴の意味が込められており、「祈りはひとつ」という思いから建てられたというような内容のことを言っておりました。たぶん…(盗み聞き+低い語学力ゆえご了承ください)
行った事がないので分かりませんが、他国のイランや北アフリカのデザインも融合されているみたいで、イスラム建築が好きな方ならより楽しめるのではないでしょうか。
もちろん建築好きじゃなくてもとにかく圧巻の美しさなので飽きることはないと思います。オマーンに来たら絶対たちよりべきスポットなので強くオススメいたします!
おまけ
タイトルにある「世界で2番目に美しいスルターンカブースグランドモスク」ですが世界一はお隣UAEの首都アブダビにあります。元々はオマーンが世界一だったけど、何でも一位になりたいUAEが抜いたらしいです。(諸説あり)












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