国際eパケットライトを使ってイタリアへ郵送してみる

国際小包
友人がイタリア・ローマへ移住し、年に数回日本の物を送っています。海外生活が長くなると、日本の物が恋しくなるんですよね。もっといろんな物を送ってあげたいのですが、中身より輸送代の方が高くなる事がよくあります。もっと安くなったらいいのになぁ…。と、いうことで今回は一番費用の安いといわれる国際eパケットライトを使い送ってみることにしました。

主な国際郵便の種類と特徴

まずは基本的な国際郵便の種類を書きたいと思います。

各種 特長 配達日数(目安)
航空便 飛行機で輸送するため料金が高め 3〜6日程度での配送
船便 船で輸送のため料金は安い 1〜3カ月程度での配送
エコノミー航空(SAL)便 船便より速く、航空便より安い 6〜13日程度での配送
EMS(国際スピード郵便) 国際郵便の中で優先的に取り扱いされる 2〜4日程度での配送
国際eパケット EMSより安く、SAL便より早い 日数は変動あり
国際eパケットライト 国際eパケットより安く、SAL便扱い 約2週間での配送

今回は、今時期乾燥するローマにぴったりなスキンケアを送ることにしました。



北海道土産の定番、生チョコレートでおなじみのロイズでリップクリームとハンドクリームにしました。私もリップクリームを愛用していますが、つけ心地も重たくなく、しっとりします。

https://www.royce.com/goods/list/?in_category=C807

国際eパケットとeパケットライト

それでは送る準備に入ります。
国際eパケットとeパケットライトを利用するためには以下のものが必要になります。

インターネット環境
プリンター
専用のパウチ(送り状袋)
そして、利用するには事前に国際郵便マイページサービスの登録が必要です。

このページからマイページサービスの登録してください。


http://www.post.japanpost.jp/intmypage/whatsmypage.html

登録完了後、ログインしまずはパウチの申請です。


パウチ申請

国際eパケットとeパケットライトには専用パウチが必要です。
窓口ではパウチの取り扱いはありませんので、パウチは少し多めに申請した方が良さそうです。
パウチは1回の申請で5枚~50枚まで貰えます。

申請後、パウチは3日後に届きました。


eパケット専用パウチ
※大きさの比較にシャープを置いてみました。
送り状を入れるためだけの物なのですが、なぜ専用のこれが必要なのかな~と疑問ではありますが、これがないと受け付けてくれませんので、必ず取り寄せましょう。

送り状を登録する

パウチが届いたら次は送り状を作成します。国際郵便マイページサービスにログインし、ここをクリックしましょう。


送り状作成

依頼主を登録する


依頼主登録

必要事項を入力しアドレス登録しましょう。次回から入力する手間が省略できます。

送り先を登録する


送り先入力

こちらも同じです。内容品の入力へ進みます。

発送種別を選択



今回は国際eパケットライトを選択します。

品名・金額を入力する


品名入力

リップクリームも送るので、同じ方法でリップクリームも登録します。


総合計

国際郵便としておくれないものを確認しチェックを入れます。

No Commercial Valueを表示する。とは

←注意するところと書いた部分の説明をしたいと思います。

No Commercial Value=無償貨物で商取引がないこと

という意味です。無関税にする時に使います。今回は友人への贈り物ですので、当然商取引ではないのでチェックを入れたい所ですが、これは間違いです。なぜなら…

新品は新品の価値があり、中古は中古の価値がある。

という考え方なのです。プレゼントだとしても受け取った相手が転売してしまえば商品としてみなされる。その商品に価値がある限り関税はかかる。ということらしいです。規定金額内であれば関税はかかりませんので、No Commercial Valueにチェックを入れても送ることはできますがオススメしない理由があるんです。それは、

Point

No Commercial Value(以下N.C.V)は疑われやすいです。

関税は商品の価格に対して何パーセントと課税されるので金額は重要です。N.C.Vと書かれていると税関が正しい関税を徴収できないため、「関税をごまかしている」と疑いをかけられやすくなります。そのため、税関検査の確率があがり、調査のために連絡がくることもあります。結果郵送に時間がかかり、届くのが遅くなる確率が上がってしまうのです。

イタリアを例にすると、¥3000以上の品を送った場合、受け取った相手に関税がかかってしまいます。¥3000以内に金額を押さえ、N.C.Vにチェックを入れずに送れば関税もかかりませんし、比較的スムーズに届けることができます。

以前書いた記事です。よかったらご覧ください。


https://spicules.net/itaria-ems/

と、いうことで。¥3000以内に記載しN.C.Vにはチェックを入れずに進みます。

発送情報登録

発送情報登録
ここまで進むと後は入力内容に間違いがないかを確認をし印刷をします。


送り状印刷

郵便局の窓口へ

送る品とパウチ、印刷した用紙を持って郵便局の窓口へいきます。※簡易郵便局では送れないことがありますのでご確認ください。窓口でも再度重さを量り最終金額が決定します。料金を支払い受領書を貰って完了です。

配達状況の確認はこちらから追跡できます。受領書のバーコードの下のアルファベットを含む13桁を入れ追跡ボタンをクリックしてください。


https://www.post.japanpost.jp/int/ems/delivery/
今回は¥620で送ることができました。これをEMSで送れば¥2,200、SAL便ですと¥690ですが、国際eパケットライトはSAL便と扱いなので手間をかけた分ほんの少しだけ安くなりました。まぁ¥70差ですけれどね…。

最後に残念なおしらせ

プレゼントって当然相手に金額を知られたくないですよね?



残念ですが諦めてください。

金額が未記入ですと、そもそも送れません。相手に金額を知らせないようにする方法もないのです。ここは潔く記入しましょう!!

以上、国際eパケットライトを使ってイタリアへ郵送してみるでした。

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