エチミアジン大聖堂へ|アルメニア世界遺産とズヴァルトノツ遺跡を巡る

翌朝、指定された時間に宿の前で待っていると迎えの車が到着。
エチミアジンへ向かうツアーに参加します。
てっきりミニバスが来ると思っていたら、やってきたのは普通の乗用車。
「ん?」
と思っていたら、この日エチミアジンへ行くのは私たちだけだったらしく、まさかのプライベートツアーになりました。
まさかのプライベートツアー
ドライバーはアルメニア人のおじさん。
そして、おじさんはアルメニア語しか話せません。
こちらは当然アルメニア語なんて話せないので、会話は翻訳アプリとジェスチャー(笑)
最初は「これでツアーになるのか?」と少し不安でしたが、他のお客さんがいないので自由度は高め。
写真を撮ったり、気になるところで少し立ち止まったり。
言葉はほとんど通じないけれど、翻訳アプリとジェスチャーがあれば意外となんとかなるものです。
結果的には、思いがけずプライベートツアーを楽しむことになりました。
世界最古級のエチミアジン大聖堂へ

最初に向かったのはエチミアジン大聖堂。
アルメニアは301年に世界で初めてキリスト教を国教として採用した国とされ、その直後の301〜303年頃に建てられたと伝わるのがエチミアジン大聖堂です。
世界最古級のキリスト教大聖堂として知られ、現在もアルメニア使徒教会の総本山となっています。
さらにエチミアジンの大聖堂と教会群は、このあと訪れるズヴァルトノツの考古遺跡とともに、2000年にユネスコ世界遺産に登録されています。

世界最古級。
世界遺産。
アルメニア使徒教会の総本山。
なかなかすごいところに来ました。

外観は派手というより、石造りのどっしりとした建物。
長い歴史を持つ大聖堂らしい重厚感があります。
エチミアジン大聖堂の中へ

せっかくなので内部にも入ってみます。
中も外観と同じく石造りで、想像していたより落ち着いた雰囲気。

薄暗い空間に祭壇や宗教画があり、ろうそくを灯して祈っている人の姿もありました。
世界遺産として多くの観光客が訪れる場所ですが、現在も信仰の場所なんだなということを感じます。

「世界最古級の大聖堂」と聞いていたので、もっと「どーん!」と華やかなものを想像していましたが、実際に中を歩いてみると、華やかさよりも長い歴史を感じる場所でした。
そしてエチミアジンには、キリストの脇腹を刺したと伝えられる「ロンギヌスの槍」とされる聖槍も所蔵されているそうです。
これは見たい!
……と思ったのですが、今回はショートツアー。
エチミアジンでの滞在時間は30分ほどしかなく、宝物館まで見る時間はありませんでした。
残念!
もう少しゆっくり見たかったな。
ズヴァルトノツの考古遺跡へ

続いて向かったのは、ズヴァルトノツの考古遺跡。
こちらもエチミアジンと一緒に世界遺産に登録されています。
ズヴァルトノツ大聖堂は7世紀に建てられた教会で、現在残っているのは柱や壁などの遺構。
建物そのものは失われていますが、残された石柱を見ているだけでも、かつてかなり大きな建物がここにあったことが想像できます。
青空の下に石造りの遺跡が広がり、写真を撮るにもいい場所。
……なのですが。

何やら撮影会が行われていました。
モデルらしき女性を、ずーっと撮影しています。
おそらく個人の撮影会だと思うのですが、
長い(笑)
他の観光客も写真を撮りたいのに、いい場所をずっと独占。
「そろそろどいてくれないかな〜」
と思っていたのは私だけではなかったようで、とうとう警備のおじさんが登場。
注意されていました(笑)
世界遺産、みんなのものです。
撮影会が移動したところで、こちらもようやく写真撮影。
エチミアジン大聖堂とはまったく違う姿ですが、現在も使われている大聖堂と、遺跡として残るかつての大聖堂を同じ日に見られるのは面白かったです。
エチミアジンとズヴァルトノツを巡って
今回はエチミアジン大聖堂とズヴァルトノツの考古遺跡を巡るショートツアーでした。
エチミアジンは30分ほどの滞在だったので、正直もう少し時間が欲しかったところ。
聖槍が所蔵されている宝物館も見られなかったので、じっくり見たいなら時間に余裕のあるツアーや個人で訪れた方が良さそうです。
とはいえ、まさかのプライベートツアーになり、アルメニア語しか話せないおじさんと翻訳アプリ&ジェスチャーで旅するという、思いがけない一日になりました。
言葉が通じなくても、なんとかなるものですね(笑)










