アゼルバイジャン・バクー観光|世界遺産の旧市街とカスピ海を散策
バクー2日目は、部屋から見える朝日とともにスタート。
宿でゆっくり朝食をとったあと、街をぶらぶら歩きながら、バクー観光の定番スポットである旧市街(イチェリ・シェヘル)へ向かいました。

鬼のセールスをかいくぐって乙女の塔へ

旧市街に入ると、さっそく日帰りツアーの客引きが次々と声をかけてきます。
「ツアーどう?」
「どこ行く?」
「今日は空いてるよ!」
なかなかの熱量です(笑)。
しつこいというよりは商売熱心な感じで、歩いているだけでも次々と声が飛んできます。

なんとかセールスをかいくぐりながら歩いていると、旧市街のシンボルでもある「乙女の塔(Maiden Tower)」に到着しました。
12世紀頃に建てられたとされる、バクーを代表する歴史的建造物です。
乙女の塔にはいくつかの伝説が残されています。
有名なのは、王に結婚を迫られた王女が、この塔の上からカスピ海へ身を投げたという悲しい物語。
そのため英語では「Maiden Tower(乙女の塔)」と呼ばれています。
ただし、実際の建設目的については今もはっきり分かっておらず、見張り塔や宗教施設、天文観測施設などさまざまな説があるそうです。
800年以上前に建てられた建物なのに、いまだに謎が残っているというのもロマンがありますね。
世界遺産にも登録されている旧市街の中でも特に人気が高く、展望台からはカスピ海やバクーの街並みを一望できます。
今回は外観だけ見学しましたが、石造りの街並みの中にそびえる姿は存在感十分でした。
ちなみに、アゼルバイジャンは日本人に対する優遇措置があり、ビザ料金が免除されています。
実は、この国に来ようと思ったきっかけのひとつもそれでした。
世界にはまだ行ったことのない国がたくさんありますが、「日本人だけビザ無料」という話を聞いて、なんとなく気になったのです。
そんな理由で来てみたわけですが、観光地の入場料は意外と高め。外食も決して安くはなく、中心部は特に物価が高い印象でした。
現地の人によると、郊外へ行くと半額くらいになるそうです。

お土産屋さんもたくさんありましたが、観光地だけあってどこもお高めな印象。
テイクアウトでお部屋ごはん
今回泊まった宿がとても快適だったので、この日は外食せずにテイクアウトでゆっくり過ごすことにしました。

近所のデリでサラダを購入したところ、おまけでアゼルバイジャンの伝統菓子「パフラヴァ」をいただきました。
薄いフィロ生地の間にナッツやヘーゼルナッツをたっぷり挟み、焼き上げたあとにシロップをかける伝統菓子です。
トルコのバクラヴァにもよく似ています。
かなり甘いお菓子ですが、旅先でこういう地元の食べ物に出会えるのは嬉しいものです。
暮らすように過ごす旅

今回の旅では、あまり予定を詰め込まないようにしていました。
若い頃は「せっかく来たのだから全部見なきゃ」と思っていましたが、最近は少し考え方が変わりました。
観光地を何カ所回ったかよりも、その街の空気をどれだけ感じられたかの方が記憶に残る気がするのです。

フルーツジュースには果実がたっぷり入っているものが多かった。
そんな時間の方が、あとから振り返ると意外と印象に残っています。
たぶん、こういう考え方だから観光地を全部回らなくても満足できるのだと思います。
ちなみに、そのあたりの話は Kindle 本『旅は人生を変えない、たぶん。』にも少し書いています。
宣伝です(笑)
ポスト散策が意外と楽しい
宿の周辺を歩いていると、なぜかポストが気になりました。

国が変わると建物だけではなく、こういう小さなものも少しずつ違います。
日本では見かけない形だったり、色だったり、取り付けられている場所だったり。
観光名所ではありませんが、こうした日常の風景を見るのも海外旅行の楽しみのひとつです。
気が付けば写真フォルダにはポストの写真が増えていました。
我ながら何を撮っているんだろうと思いますが、こういうどうでもいい発見が案外面白かったりします。
夕暮れのカスピ海とフレームタワー

日が傾いてきたので、ミザニストリートを通ってカスピ海沿いまで歩いてみました。
カスピ海は「海」と呼ばれていますが、実際には世界最大の湖です。
そんな知識は知っていたものの、実際に目の前にすると完全に海でした。

ジャンボチェスを楽しむ現地の人たち。


街のあちこちにある噴水はどれも個性的。

遊園地らしきものもあり、

一番人気で並んでいたアトラクションはコレでした。
波の音を聞きながら遊歩道をさらに歩いていると、ライトアップされたフレームタワーが見えてきます。

炎をイメージした独特な形の高層ビルで、夜のバクーを象徴する存在です。


歴史ある旧市街と近未来的な高層ビルが同じ景色の中にあるのは、なかなか面白い組み合わせでした。
夜はアゼルバイジャンワインで締めくくり
夜は宿に戻り、アゼルバイジャンワインを飲みながらのんびり過ごします。

近所で評判のパンに、サラダ、チーズ、イチジク。
特別豪華な食事ではありません。
それでも旅先の部屋で、その土地の食べ物をつまみながら過ごす時間は妙に満足感があります。
観光地をたくさん回った日よりも、こういう日の方が記憶に残ることもあります。
これが、いいんです。
こうしてバクー2日目も終了。
明日はツアーに参加して、少し遠出してみようと思います。










